原発情報
日本の原発マップと、その現状
2011年5月現在、日本国内で運転中の原子力発電所の数は17ヶ所で、54基が稼働しています。
今回の震災により、原発に対して見直す傾向にあります。日本にある原発がどこにあり、現在どの原発に対して問題が生じているのでしょうか。下に示したマップにて、色分けして分類しました。それぞれの色の意味に関しては以下の表を参考にしてください。
日本の原子力発電所のマップ
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色 | 原子力発電所 | 説明 |
---|---|---|
赤色 | 福島第一、第二原発 | 東北地方太平洋沖地震もしくは、地震により発生した津波によって事故が発生した。 |
緑色 | 女川原発 | 東北地方太平洋沖地震の震源付近にありながら、被害を受けなかった。 |
黄色 | 浜岡原発 | 2011年5月7日、近年中に起こると考えられている東海地震への危惧から、政府より停止要請された。(菅直人総理大臣が記者会見にて発表) |
青色 | 運転中の原発 | 2011年4月現在日本で運転中の原発。 |
2. 福島第一原発問題
東北地方太平洋沖地震もしくは、地震により発生した津波によって事故が発生した。事故により飛散した放射性物質の影響から、周辺地域の住民は避難を余儀なくされ、周辺農家は出荷制限を設けられた。原発は冷却機能を必要とするため、原発は海岸沿いに建てられている。地震大国である日本において、津波の被害を受けやすい海岸沿いに建設されている原発の存在意義が問われる事態となった。
≪福島原発上空写真≫
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福島第一原発事故による放射線被害に関しては、放射線情報ページを参考にしてください。
福島第一原発おける津波被害に関しては、津波情報ページを参考にしてください。
3. 浜岡原発問題
浜岡原発は静岡県御前崎市にある原子力発電所である。
浜岡原発は、東海地震の予測される震源に近いことから、かねてから指摘されてきた。今回の東日本大震災で福島原発の事故が発生したことから、抗議活動が行われるなど批判が強まった。2011年5月6日夜、菅直人総理大臣により記者会見が開かれ、浜岡原発のすべての原子炉の運転停止を中部電力に要請した事を発表した。要請から3日後の9日、中部電力は臨時取締役会を開き、菅首相から要請を受けていた浜岡原子力発電所の全面停止を受け入れることを決めた。さらにその3日後の12日、中部電力は浜岡原子力発電所の4号機を13日に、5号機を14日に停止すると発表した。停止期間は防波壁等の津波対策が完了するまでの2〜3年程度になる。
浜岡原発に関する情報は中部電力ホームページも参考にしてください。
≪浜岡原発上空写真≫
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東海地震に関する情報は地震情報ページを参考にしてください。